初マタ出産レポート〜陣痛39時間の格闘〜

2023年12月から仕事を一時お休みして、産休に入っています。
2024年2月に無事出産を終えたので、その記録(^_^)/

<概要>
・初マタ32歳。どちらかというとキャリアウーマン(自称)。
・2021年3月に結婚。2023年5月に第一子の妊娠発覚。
・2024年2月に男児を出産。
・陣痛は促進剤を使った上に、39時間とそれなりに長めの辛い出産に😱
・2024年2月3日23時に入院→2月5日15時に出産👶

出産予定日4日前。階段を登り降りで陣痛開始?

産休に入ってぐーたら生活をしていた私。
出産予定日4日前になり、インターネットで「いっぱい歩いた方がお産が進む」「階段を登り降りしたら陣痛が来た」などの情報を見て、やっとで重い腰を上げて体を動かすことに。

動き出したらガッツリやっちゃうタイプの私は、出産予定日4日前に8階分の階段をいきなり登り降り。
なかなかに体力を使って、なかなかに息切れしました。

と思った矢先、その当日の深夜から生理痛のような鈍痛が。
この時はそこまで痛くもなく、でもぐっすり眠れる感じでもなく…
今思えばこれは前駆陣痛の弱いバージョンだったのかも。

でもこの時は「陣痛が来たかも!」とドキドキして、アプリの陣痛カウンターでひたすら感覚を測っていました。見事にほぼ寝ることができず、かなりの寝不足に。

朝起きたら痛みは治まっていました。

出産予定日2日前。夜から本格的に痛み出した。

人間はやはり動物なのでしょう。
お産は外敵がいない夜中に始まることが多いらしいです。
その噂通りに、次の日の20〜21時頃になるとまた生理痛のような鈍痛が始まりました。
今回は前日よりも痛い気がする。

そして23:30頃にお腹の張りが5〜7分間隔に&痛みも強まってきました。
「これは陣痛だ!」と思い、病院へTEL。
(初産の場合、陣痛が5〜7分間隔になったら電話するように言われていました。)

旦那は先に寝ていましたが、私の電話する声を聞いて飛び起きてくれました。

病院で対応してくれた助産師さんは「来てもらっても帰ってもらうことになるかもしれないけどいいですか?」とのこと。
全然大丈夫です。初産だから何が本陣痛かも分からないんです。安心材料がほしいのです。

という訳で病院へGO🚗=3

病院で内診の結果、まだ子宮口は1cmだが高位破水発覚。

病院に着き、急いで助産師さんに内診をしてもらうと、子宮口はまだ1cm。
もはや2日前に妊婦健診で内診グリグリしてもらった時と同じレベル_| ̄|○ il||li
全然子宮口は開いていませんでした。

ただ、少し破水していたようで、検査してもらうと高位破水だった模様。
破水している場合、その後の感染のリスクがあるためそのまま入院して、定期的に抗生剤投与となります。

何度も家に帰らされてハラハラするよりも、入院した方が気持ちが楽なのでちょっとラッキー←

そしてここから「陣痛室」という場所で陣痛との長い格闘が始まるのです。

夜通しで陣痛と格闘の末…

夜中に陣痛が始まって、明け方に出産。
そんな話をよく聞いていました。私もそうなると信じていました。

夜中3:00に7〜10分間隔の張りと軽い生理痛のような痛みは続いており、ほとんど眠れません。
前日も前駆陣痛ごときでハラハラして眠れなかったので、ほぼ2日間寝ていません。(白目)

もはや何時か忘れましたが、その後内診してもらった結果、子宮口は3cm。
絶望です。

絶望に襲われたことが影響してか、朝9:00から眠気が襲ってきて、だんだん陣痛がなくなってきました…。
もはや10〜20分間隔レベルになっていました。

結局明け方に出産は夢のまた夢に。

とはいえ、「さすがに今日中には産めるだろう」と。
これが伏線になるとも知らずに信じていました。

促進剤を使うか使わないか

明け方に出産が叶わず、その日の昼頃になっても、まだ子宮口は3cm。
お医者さんから「促進剤を使う手もありますよ」と提案がありました。

しかし、この時は「促進剤って痛いのかな?」と不安になり、がんばって自然に産むことを決断します。
あと、寝不足過ぎて今から促進されても体力がもたないなと思ったのもあります。
朝食も昼食も痛みに耐える過程で、全てリバースしており、体にエネルギーは皆無でした🤮

とりあえずこの日は夕方16時くらいまで体力を回復するために寝ることに。
(とはいえ定期的には陣痛が来るのでほぼ寝れなかったですが!)

※この日はゆっくり寝られる訳でもなく、なぜか勇み足で田舎から5時間くらいかけて実両親が病院へ来てくれた(このタイミングで産まれた子に会えると思ったらしい)ので、その対応をしたり、点滴を打ってもらったり、高位破水なので抗生剤を打ってもらったりなどしました。

ラベンダーのアロマを入れた足湯で促進チャレンジ!

なかなかお産が進まないので、助産師さんが足湯セットを持ってきてくれて、ラベンダーのアロマを入れて足湯させてくれました。

これは疲れた体にとても沁みました…(お産は進まなかったですが)

あとは↓こんな感じの陣痛を促進するための椅子(?)でゆらゆらしながら陣痛に耐えたりもしました。

と、色々と試行錯誤はしてもらったのですが、結局この日はお産とはなりませんでした。
子宮口はまだ3cm!
(助産師さんが、「3〜4cmかな〜?」と慰めの1cmを追加してくれましたが、きっと3cmしか開いてなかった(泣))

\この時すでに陣痛に耐えること、24時間/

結局、促進剤を使う!

さて、夜通し陣痛に耐えて、再び内診をしてもらった所、子宮口は7cmに!

ここでやっとで決意する。
「促進剤を使う!」と。

そもそも促進剤を使った所で、痛みが通常よりも増したりはしないらしいです。さっさと使っておけばよかったです。

促進剤は翌日の朝9:00からとのこと。
という訳で朝9:00まで耐えます。この待ち時間もなかなか苦しい。

さて、なんとか朝まで耐えて、9時から促進剤です!
その前に朝食が出てきましたが、気分が悪くて食べられません。
なので点滴をしてもらいました。
破水もしているので6時間毎に抗生剤も打ってもらっています。
こんなに液体を体内に入れて大丈夫なのかと不安になりますw

促進剤は通常、120ml/hまでが限度らしいですが、すでに7cm開いているので
「80ml/hくらいでお産を目指しましょう!」と助産師さん。

さて、促進剤を打ってもらい、1時間毎に促進剤の量を増やしていきます。
9時→10時→11時→12時→13時→14時…

結局100ml/hまで増量/(^o^)\

ちなみに、10時くらいの時点ですでに子宮口はほぼ全開でした。
しかし、やはり体力と眠気の限界が続いていたため、だんだん陣痛の強さや頻度が弱まっていたのでした。

【子宮口全開なら産める】と信じきっていた私。
でも分娩台に乗るには、【子宮口が全開かつ陣痛の頻度が高く、痛みも強い。赤ちゃんの頭も下がってきている】ことが必要だったのです。(知らなかったよ…)

促進剤を100ml/hまで上げていても、体力と気力がなければ陣痛って遠のくんです。

という訳で、少しでも体力を…!と、点滴を打ってもらったり、オロナミンCを飲んだり試行錯誤。

それでもなかなか赤ちゃんは降りてこず、陣痛も弱めになってきました。

まじでいつ産めるのこれ。また翌日になるとか無理!帝王切開して!と本気で言ってました。

さて、促進剤を120ml/hまで上げたとしたら、その後はどうなるのでしょうか!
助産師さんに苦しみながら聞いてみました。
すると…
促進剤をもう1パック追加(つまり、120ml/hをそのまま継続)ですね!

もはや旦那と笑えてくるほどの絶望を感じていました。
(ちなみに旦那も結構な時間、陣痛室で一緒に付き添ってくれていたので、二人共超絶寝不足。笑うしかねええええ)

医師の内診でパン!と破水

さて、促進剤をもう1パック追加するには恐らく医師の判断が必要だったのでしょう。
助産師さんが医師を呼んできてくれました。

ジャムおじさんの若い頃のような朗らかな表情の先生は、
「ちょっと内診してみようか」と。

内診してもらってすぐ、「パン!」という音とともに水風船が割れたように水が飛び散りました。

私の場合、羊膜の上の方はすでに割れていた(高位破水)のですが、下の方はまだ割れておらず、羊水が溜まって水風船のようになっていました。そのため、赤ちゃんの頭もなかなか降りてこなかったようです。

という訳で、膜が破れて赤ちゃんがスッと下に降りてきて、急激にいきみたい&もう出てくるんじゃないかという感覚に!

この時ジャムおじさん先生は、「あ、ごめん、割れちゃった。勝手に割っちゃった〜ごめんごめん」と言っていたので、たぶんたまたまみたいでした(笑)

とはいえ、ここで割ってくれたおかげで、ようやく分娩台に行くことができるように!!(歓喜)👏👏👏

怖いものは何も無い。陣痛に耐えた私は無敵。

さて、助産師さん&医師さん的には「とはいえまだ分娩には時間かかるよね〜」と思っていたようで、
「まずは分娩台でいきむ練習をしましょうね」と言われました。

「何いってんだ。もう産まれるぞ。というかもう産むからああああ!」
と心のなかで叫びながら分娩台へ。

いきみ逃しといきむ方法の2種類を2回ずつくらい練習させてもらった所で、
「はい!じゃあいきみたかったらいきんでみて!」と言われ、
「そいじゃあ本気でいきみますううううう」という気持ちで本気でいきんでみました。

すると
「え!?もう頭見えちゃった!先生呼んで!お産!!!!!!」
ということで、私の本気いきみで、分娩台に乗ってから5-10分程でお産開始。

「いきんで!下(お股)は痛いのしょうがないから!」
という掛け声をもらい、下は確かに痛いけど、陣痛を我慢した時間の苦しさを考えれば全然余裕〜!!!と思いながら全力でいきみました。

そしてなんと3回程のいきみでほぼお産が完了。

頭が出ちゃえば後はほぼ助産師さんがもぞもぞ出してくれるようです。

39時間の陣痛に耐えて出会えた我が子

さて、39時間の陣痛に耐えて、やっとで我が子に対面!
長かった。長かったよ…

それでも、産まれてすぐに産声を上げてくれたことで、なんかもう痛みなんてどうでも良くなっていました。出産って不思議です。

取り上げられた我が子を助産師さんが、私の顔の近くに寝かせてくれました。

と思ったらいきなりのおしっこ(笑)
対面直後に、我が子には顔におしっこをかけられました\(^o^)/

胎盤を出すのは全くと言っていいほど痛くなく、その後会陰は自然にぶち切れていたので、お医者さんが縫合してくれました。

ネットの事前情報では「会陰は切れやすいから事前に切開する」と聞いていたのですが、私の入院した病院では会陰切開はしない模様でした。

お産を振り返って

子どもを出産するというのは、思ったよりも壮絶でした。
今産後3週間程立ちましたが、まだ会陰縫合した部分は突っ張りがあるし、悪露も少しあるし、2-3時間の授乳で寝不足だしで、もう一人産もうとは今のところ思えていません。

それくらい責任も痛みも重く強いのがお産だと感じています。

とはいえ、1年程経つと「あの可愛い新生児期をもう一度!」みたいに思ってもう一人産もうとするのでしょうか…

とりあえず陣痛に耐えるのがつらすぎたお産だったので、次回のお産ではできるだけ陣痛に耐えなくていい方法で産みたいものです!

〜おわり〜