
日本以外の国に住んだことが無いので、一生のうち1回は海外で生活してみたい。



SNSで海外移住している人をよく見るけど、どうやって海外に住めているんだろう…?



気になりますよね!この記事では海外2カ国で生活したことがある筆者の体験談と、知人の経験談も踏まえて、「海外に住む方法」をまとめたいと思います。
それでは見ていきましょう。
海外で生活する方法には、大きく分けて下記3種類があります。
ご自身の気になる所から読んで見てくださいね。
①一時的に海外で働く(1〜2年)
②海外転職する(2年以上)
③移住する(ずっと)
1. 一時的に海外で働く(1〜2年)
ワーキングホリデービザを使う
ワーキングホリデーとは、18歳から30歳までの日本国籍保持者がワーホリビザを取得できる制度のこと。
ワーホリビザでは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランスなど29カ国で一定期間、観光、就学、就労をすることができます。
基本は1年間の滞在・就労ができるのですが、条件を満たすと延長して2年目に突入することができます。
下記ページにワーホリの成功例をまとめているので、あわせて見てみてください。


留学生ビザを使う
ワーキングホリデーでオーストラリアに住んでいる時に意外に多かったのが、「留学生ビザで居住し続ける」人の多さでした。
もちろん普通に勉強に来ている学生もいるのですが、下記のような理由で留学ビザを上手く使っている人が多く居たのです。
・ワーホリビザが終わってもその国が好きだから居続けたい
・恋人がいるからまだ住んでいたい
・ワーホリ期間中に働いた会社でビジネスビザをサポートしてもらえそうなのでまだ居たい
オーストラリアでの話になりますが、
本来は留学生ビザは「週に◯時間以上は働いてはいけない(学業が主なので)」というルールがあるのですが、そこは企業側が上手く取り計らっているそうです。
また、学校側も留学生ビザを入手したい人用のプログラムも暗黙の了解で組んでいるみたいです。(詳しくは知りませんが、授業数がかなり少ない等)
オンラインで働き、プチ移住する
例えば有名なYouTuberの「バイリンガールちかさん」がやっているような、(観光ビザが切れるまでの)3ヶ月間現地に滞在して、ビザが切れたら次の国に行く、というようなプチ海外移住を繰り返す手もあります。
YouTuberでなくても、オンラインでPC1つで働ける方であれば、実質的に日本で収入を確保しながら海外で生活をすることが可能です。
私の知人でも、デザイナーやエンジニアでそのような方がいました。
2. 海外転職する(2年以上)
Wantedlyやビズリーチなどの転職サービスで海外案件を探す
実際に私がベトナムに転職した方法は、転職サービスのWantedly(https://www.wantedly.com/projects)からベトナムの現地採用求人を見つけて応募し、スカイプ面談の結果採用→ベトナムへ移住といった形でした。
ビズリーチでも海外赴任の募集は出ているので、使用している人は検索してみてください。
ただし、ビズリーチに掲載されている求人はかなりハイキャリア向けなので、求められる英語力やビジネススキルも高くなります。(そもそもビズリーチに登録するのに1つのハードルがあります。)
まだ職歴が浅かったり、強みになる職歴がない、まだ学生だ…という場合は、Wantedlyで探すのが一番の近道です。
ディズニーランドで働く
Mitsukoshi USA(https://cr-program.com/)ではたまに契約社員を募集していることがあります。
米国三越の有期契約社員として、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある日本館の物販またはレストラン等で接客などの仕事をするとのことです。
下記のようなサイト経由でも募集が出ていることがあるので、定期的にチェックしてみると良いでしょう。
https://careerforum.net/ja/event/tkw1/companylist_411/2505/company_detail
外務省の任期付き職員として働く
外務省では、「任期付外務省職員の臨時募集」という形で在米国日本国大使館勤務を募集していることがあります。
実際に私の友人も、2年間ニューヨークの在米日本大使館で働いていました。
大使館の近くに住む必要があるので、都心の良い物件に住んでいました。(もちろん家賃は大使館…というか税金持ち)
以下から「任期付き職員」の募集を確認することができます。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/index.html
本来なら国家公務員資格が無いと応募できませんが、例えば「在米国日本国大使館勤務、経済分野(現在すでに応募は終了)」の募集だと、下記のような応募資格になります。
過去の業務によっては選考にかかる可能性はありますし、あまり知られていない募集&英語力はある程度必要なので競争率は低いのではないかと思います。
応募資格
https://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na2/page23_003376_00001.html
(1)大学を卒業又は同等の学歴を有すること。
(2)民間企業等において、経済関連(北米経済に知見を有することが望ましいが必須ではない。)の業務を通算4年程度経験していること。同分野で研究の実績があれば望ましい。
(3)一定水準の英語の語学力を有すること。
(4)当該採用期間にわたり、継続して勤務が可能なこと。
(5)日本国籍を有し、外国籍を有しないこと。
車関係の会社で働く
有名な話ですが、車関連の会社では海外の工場や営業所への赴任が多くあります。
デンソーなどの自動車部品メーカーでも海外赴任が比較的多い傾向にあります。
(ただしある程度の大学を出て、ある程度の職種につければの条件はあり!)
音楽系の会社で働く
知り合いのお兄さんは浜松に本社のある楽器メーカーに勤めており、現在はドイツやオーストリアに赴任しているそうです。
「音楽系の会社で働く」というのはあくまでも一例で、私の個人的な印象では下記の条件が揃うと海外赴任のチャンスを掴みやすいのかなと思っています。
「日系の会社」というのは結構大事で、というのも外資系の会社だと、そもそも「海外に必要な人材がいる」という前提なので、とんでもなく出世して英語がネイティブ並みにペラペラじゃないと海外赴任は任命されません。
(私も元々外資系の製薬会社で働いていましたが、海外赴任した上司も同僚も見たことがありません…)
(大学生向け)ポスドクになる
理系学部で博士課程に進めば、海外のポスドク枠にチャレンジすることもできます。
私は中の下レベルの国立大学を卒業していますが、同じ学部生で現在はスペインで暮らしている友人がいます。
修士課程では京都大学に行ったので、海外ポストも手に入れやすかったようです。
(修士や博士課程では、学部の頃よりも入学ハードルがかなり落ちるので、理系分野を突き詰めたい方にはおすすめの手段です。)
(教員向け)在外教育施設で働く
現在教員の方や、これから教員を目指す方向けになりますが、在外教育施設=いわゆる日本人学校で働くという手もあります。
基本は2年間の赴任で、評価等に応じて2年を限度として1年ごとの延長が可能とのこと。
応募は各現職の学校で校長先生経由みたいなので、応募を希望する場合は相談してみてください。
(周りの先生にも経験者がいるかも…?)
いちおう日本と海外でダブルインカムになるそう。(とはいえ派遣先によっては家計が苦しいとの現地派遣者のTwitterもよく見ます…)
これから教員を目指す人は、応募条件に勤務年数もあるので事前にチェックしておきましょう!
文部科学省:在外教育施設派遣についてのよくある質問のページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/1403613_00003.htm
3. 移住する(ずっと)
お金を貯めて移住する
リタイア層の方の海外移住でよく聞くのが、「ある程度貯蓄を貯めてマレーシアへ移住」という方法です。
マレーシアについて言えば、現在は少しハードルが高くなってしまったようですが、MM2HビザやS-MM2Hビザというビザを取得するとのこと。
子どもを海外の学校に入学させる
私が仕事関係で知り合った方で、マレーシアに家族で移住している人がいました。
お子さんを海外の学校に入学させ、学生ビザを取得。その保護者も1名だけ保護者ビザを入手できるとのことです。
お子さんとママは上記でビザを入手し、パパ側はマレーシアで事業を登録(ビジネス支援のようなサービスで起業)して就労ビザを入手したとのことです。
外国籍のパートナーを見つける
大学時代の先輩は、同じ大学に留学生として来ていたドイツ人女性とお付き合いし、その後ドイツへ移住していました。国によっては結婚しなくてもパートナービザを出している所もあるようなので、ぜひ調べてみると良いでしょう。
ワーホリや海外転職でまずは現地に住み、永住権を得る
ワーホリや海外転職でまずは現地に住んでみて、そこの住人(先人たち)から永住権を得る様々な方法を入手するのもおすすめです。
私も実際にオーストラリアへ行った際、留学でオーストラリアに来たのち、有名なカード会社でエンジニア業務をやっている、という方に会ったことがあります。
また、現地のオーストラリア人と結婚してパートナービザを入手した人もいますし、バイトで勤めていた会社でビジネスビザを入手した人もいます。
現地に行って、「ここでは長くは住めないな…」と気付き帰国する人もいます。(←私!!)
どのみち、永住を決意する前には短期間でもそこで生活してみるのがおすすめです。旅行時には分からなかったことが色々見えてきます。
最後に…何と言っても英語力は必須!
海外移住を目指している人はすでに英語の勉強をしているかと思いますが、やはり海外移住も海外転職も英語力が高いと、それだけ成功確率が上がります。
ぜひ引き続き英語の勉強をがんばりましょう!!
私のおすすめの英語サービスを紹介します。
DMM英会話 – お得なキャンペーン実施中
色々英会話サービスはありますが、コスパを考えるとやはりDMM英会話はおすすめです。
実際講師となる先生(主にフィリピン人)はほぼどのサービスでも同じ印象なので、金額が安いサービスを選ぶのが正解かなと思います。
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