さて、今回は「マーケティング職が転職先でまずはやる事」というテーマでまとめようと思います。
というのも、私がちょうど広告代理店から某企業に転職したばかりのため、何から手をつけたかを記録しておこうという意図でこの記事を書いています。
マーケティングという職種は経営に近い立場でありつつ、ほぼ全ての業務に関わる(営業、カスタマーサポート、商品開発、自社メディア、人事なども)ので、結構色々と考えなければいけません。
それでは、マーケティング職がまずはやること!
【その1】自己紹介ではユニークなあだ名とともに名乗る
これは度胸の有無によって分かれる所ですが、いっそのこと外国人風のあだ名がおすすめです。
最初からかなりの持論ですが、マーケティング職の重要な要素として、かなりの上位に「親しみやすさ」があると考えています。
何かカスタマーサービスの1オペレーターが、日々の顧客との対峙の経験から、素敵なアイデアが思い浮かんだとします。
これが実は会社にとってもかなり重要なポイントを捉えていたとして、これを「マーケ側が把握すること=共有してもらうこと」が一番のネックになっている会社が多いと思っています。
【その2】自己紹介でどの範囲で皆と関わるかを明確にすべし
大企業であれば、マーケティング職はマーケティング部に所属し、基本はマーケティング部のみに自己紹介挨拶する、という所もあるかもしれませんが、ここでは中小企業の想定で、ある程度多種多様な職種の同僚を前に自己紹介する場合を想定します。
「マーケティング」というのは、一般的には「何をやっているのか一見よく分からない職種」であることは忘れてはいけません。
会社によってもその担当領域はバラバラになりがちなのでなおさらです。
私が気をつけていることは、「基本的にはどの職種・どの部署・どの人とも関わりますよ!」ということを伝えておくことです。
社長、経営、人事、カスタマーサービス、営業、開発、総務、企画・・・
どんな業務にもマーケティングは関わってくるのです。
なぜならマーケティングは、事業の根幹と事業のフローすべてに紐付くからです。
マーケティング経験者はおおよそ何を言っているか分かるかと思いますが、
・どのくらい広告費をかけていいのか
・顧客からの声はどのようなものがあるのか
・どんなシステムやサービスの開発ができるのか
・PDCAを回すのに必要な人材の確保ができるか
・会社全体での施策の流れをスムーズにするためにはどうするとよいか
などを考えると、必然的に全ての職種と関わるんですよね。
大事なのは、全ての職種の方にこれを分かってもらうことです。
「こっちの領域はマーケ関係ないから」
という前提を最初から崩しておくことが必要です。
顧客から上がった声は、マーケティングとして次の施策や改善にどう繋げるかは超重要。
だからカスタマーサービスや営業には、顧客からの声をできるだけ頻度高くマーケ側に共有してほしい。
マーケティング施策を行うのに、適切な人の採用や外注をしたいが、新規採用や経営状況が分からないとどうすればよいか分からない…
などなどこんな感じです。
なので、結論「全ての職種の皆さんと、私は関わるんで情報共有を密にしたいんです!」と言っておくのが大事です。
【その3】 ひたすらチャットに反応すべし
特にリモートワークの場合、「人とコミュニケーションをすること」は意識してやるべきです。
オフィスにいる時は、顔を合わせて挨拶するでしょうし、会議で相槌しているかどうかも見えるので、それだけで最低限のコミュニケーションはできていました。
しかし、リモートの場合はそうはいきません。チャットで仕事を進めることが多くなって、顔が見えない相手とやり取りをすることが基本になってきます。どんな表情なのか、どんな口調なのかの情報が無い中では、今までよりも格段に情報量が少ないため、人は不安になってしまいます。つまり、人を簡単に不安にもさせてしまうのです。
そのため、基本的には日々のコミュニケーションであるチャットには、返事やリアクション(SlackやTeamsであればイイネリアクションのようなもの)を、これでもか!というくらいやるのがおすすめです。
これに関しては「やりすぎることは無い!」というのが持論です。むしろ、やりすぎかな?=リアクションしすぎかな?くらいでちょうど良いくらいです。