【赤ちゃんのひょう疽】原因と対処法(爪の横の皮膚の炎症・化膿)

この記事にたどり着いた方は、赤ちゃん/子ども(乳幼児・幼児)の爪の横や根本が腫れて赤くなったり、白黄色〜緑色に膿が溜まっていたりするかと思います。

我が家の息子も4ヶ月の時にひょう疽の疑いがあり、検索魔になりつつ心配な思いをしたので記録として残しておきます。

たこやき

爪を切った当日に、急に腫れたり膿んだりしてびっくりしました…。みなさんも心配して検索魔になっているかと思うので、ぜひこちらの記事をご覧ください。

この記事で分かること
・ひょう疽とは?
・赤ちゃんでもなるの?よくある原因は?
・受診した方がいいの?受診の際は何科に行くといいの?
・どのくらいで良くなるの?
・再発しないように気をつけることは?

目次

ひょう疽(ひょうそ)とは?

ひょう疽(ひょうそ)とは、爪の周辺の皮膚が赤く腫れて痛んだり、黄色や緑色に膿が溜まっていたりすることです。
小さな傷口などから細菌に感染し、炎症や膿が溜まるなどの症状が出ます。
ご自身でも、指の爪の横から出ていたささくれを引っ張って取ったら、その後赤く腫れて痛くなった…という経験がある方もいると思います。それがひょう疽です。

我が家の息子は生後4ヶ月の頃に爪の角を私が切り過ぎて、左手の薬指が下記の写真のようになってしまいました。
ちょっと分かりにくいですが、爪の角付近の皮膚が白くなり、その中に緑色の膿が見えています。

赤ちゃんでもなるの?よくある原因は?

ひょう疽のよくある原因は下記のようなものが挙げられます。

【ひょう疽(ひょうそ)の原因】
・ささくれを無理やり引っ張ってちぎったり、何らかの原因でささくれで皮膚に傷がついたりすること
・指しゃぶりをよくすることで、手が不衛生な状態で、さらに皮膚に傷がつくこと
・爪の切りすぎ
・遺伝的に巻き爪で、爪が伸びる際に皮膚を傷つけやすい

赤ちゃんの場合は、
指しゃぶりをして手が不衛生な状態で、爪の切りすぎによって皮膚に傷がつき、細菌が侵入する
が最も多い原因かなと思います。

私の息子の場合もまさに上記が原因でした。

ママとして子どもを毎日見ていると、爪がちょっと伸びただけで、顔を引っ掻いた際に傷がついてしまい、ツルツルのお肌が痛々しい感じになってしまう…
今後はそうならないようにと爪を少しでも短めに切ろう。
そんな気持ちで子どもが寝ている隙に丁寧に爪を切ったつもりでした。

しかしそれが原因で腫れて痛そうで、細菌にまで感染して…

なかなか母親としてもショックを受けました。

しかし…同じような状況・心境の方がいるかもしれませんが、あまり落ち込まないでください!
ネットで検索しても同じような方が多かったですし、早めに「爪を深く切りすぎるのはよくない」と分かってよかったのだと思います。
誰しも完璧な育児ができる訳ではないし、小さなことは間違っていたってしょうがないし、指しゃぶりをする子どもは手がなかなか汚いので、ひょう疽になってしまったこともしょうがないことかもしれません。

受診した方がいいの?受診の際は何科に行くといいの?注意点は?

ネットで色々見ていると
・放置していたら自然治癒した
・上の子の面倒を見ていて忘れていたらいつの間にか自然に治っていた
・1週間程で腫れが消えていた
などの意見も散見されました。

しかし、私の場合はぜひ小児科または皮膚科に行くことをおすすめします。

というのも、ネットで「ひょう疽に対するそれぞれの対処法」を見ていても、
・腫れて赤くなっているだけ
・黄色く膿んでいる
・緑色に膿んでいる
・腫れが小さめ・大きめ
・子どもが痛がっている・痛がっていない or 低月齢でわからない
など症状がかなりそれぞれでした。

そのため、「放置して治った」というのだけは何の情報にもならないのです。

私の息子の場合は、
爪を切った当日に皮膚が圧迫されたように少し白くなっていた

翌日緑色に膿が溜まっているようだった

その日のうちにかかりつけの小児科へ
と、発症から早めに受診しました。

赤く腫れているだけだったら受診はしなかったかもしれませんが(むしろ気付けなかったかも)、緑色に膿んでいるのは怖い!と思ったので、迷わず受診しました。
「これくらいなら大丈夫ですよ」と言ってもらえたら、それはそれで安心できますしね!

※また、住んでいるエリアにもよるかと思いますが、私の住んでいる浜松市では「浜松市内に住んでいる0歳から6歳以下で小学校就学前までの乳幼児」が保険診療が無料(おくすりも無料)なので、ちょっと心配ならすぐ小児科へ…という気軽さもありました。

ひょう疽の受診は何科へ?

受診の際は小児科と皮膚科で迷いましたが、私の場合は小児科に行きました。
理由としては下記になります。

・かかりつけの小児科があったこと
・その小児科は予約制だが、すぐに予約が取れたこと
・近くの皮膚科は自身の受診でも行ったことがなかった(混み具合も分からない)

近所の皮膚科でアテがある場合は、皮膚科に行った方が良いかもしれません。
私の場合は小児科に行ったものの、小児科の先生(おばあちゃん医師)では詳しい診断はできず、とりあえず抗菌薬(塗り薬)をもらっただけで、1〜2日見てひどくなるようなら皮膚科へ行ってねと言われました。

なので、最初から馴染みの皮膚科へいければ更に安心だったなぁと思います。

受診の際の注意点

小児科でも皮膚科でも、受診の際の注意点は下記になります。(個人的な意見です)

・受診する前に、自宅で患部(子どもの手)をベビー用ソープなどで洗い清潔にしておく
・スマホで患部の写真を撮り、拡大して見せられるようにしておく(特にお年寄りのドクターの場合、目視が難しい。皮膚科なら拡大鏡などで見てくれるかも)

どのくらいで良くなるの?

私の息子の場合、塗り薬の抗菌薬をもらい、膿んだ箇所に塗って絶対に舐めないようにガーゼ等で手をぐるぐる巻にして安静にしておいたら、5〜6時間で膿が消えていました。

こんなに早く消えるものなのか?!と思いましたが、いちおうその翌日も抗菌薬を塗って1〜2時間は安静にしていたら、その後も特に再発せず綺麗さっぱりひょう疽が消えたようです。

まだ低月齢の赤ちゃんは手をガーゼでぐるぐる巻にされると、逆に舐めたくなるようで、しゃぶったり、ガーゼを外せと怒ったりしていましたが、心を鬼にして左手を絶対安静にさせていました。それもよかったのかもしれません。

再発しないように気をつけることは?

抗菌薬でしっかり治せたら、基本は同じ箇所が再発することは少ないのかもしれませんが、赤ちゃんの場合、何よりもまずは「新たに傷をつけないこと」が大事だと思います。

赤ちゃんの場合は、手を清潔に保つことは恐らく不可能に近いので、細菌が入り込むような傷をつけないことが大事です。

また、その他にできることとしては、1日に数回、赤ちゃんの手を石鹸で洗うことです。
今まで1日に1回のお風呂以外は、特に手を洗ったりしていなかったのですが、確かにホコリまみれ・よだれまみれの手はなかなかに汚いので、大人と同じような感覚で、1日2〜3回くらいは手を洗うといいのかなと思いました。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次